日本の塗装の歴史 (昭和編~前期)
日本の塗装の歴史 (昭和編~前期)
昭和元年(1926年)
エアースプレーガンが国産化されました。
昭和2年(1927年)
アルミニウムペイント(銀色塗料)が開発されました。
北村勇により、自動車補修用塗料・汎用建築用塗料メーカー「イサムペイント」が創業されました。
建築用塗料・社寺仏閣用塗料メーカー「中央ペイント」が設立されました。
亜酸化鉛粉を使用した錆止め塗料「ズボイド」が鉛粉塗料株式会社(のちの大日本塗料)から発売されました。
昭和4年(1929年)
フェノール樹脂塗料が開発されました。
総合塗料メーカー「大日本塗料」日本電池(株)より分離独立し「鉛粉塗料株式会社」として創業されました。
昭和5年(1930年)
鉛丹防錆塗料が開発されました。
昭和6年(1931年)
フタル酸樹脂塗料が開発されました。
また、家庭用ラッカー塗料が販売され始めました。
総合塗料メーカー「ロックペイント」創業者の辻巖がラッカー塗料の製造を始めました。
昭和7年(1932年)
「プールコート」等、特殊塗料・床用塗料で有名な「大同塗料」創業
船舶用、工業用、建材用塗料を主力としたカナヱ塗料株式会社の前身である株式会社カナヱ商会として創業されました。
昭和8年(1933年)
塩化ゴム系塗料が開発されました。
「神戸ボイル油株式会社」が「東洋塗料製造株式会社」と合併し「神東塗料株式会社」を設立しました。
昭和9年(1934年)
耐酸塗料が開発されました。
耐熱塗料・光触媒塗料メーカーである「オキツモ株式会社」(旧社名三重油脂化工株式会社)が創業されました。
昭和13年(1938年)
「藤倉化成」が設立されました。
木材塗料メーカー「大谷塗料株式会社」が創業されました。
アトミクス株式会社「西川商会」が創立されました。
昭和14年(1939年)
塗料の生産量が10万トンを突破しました。
物価停止令が制定され、塗料販売ができなくなりました。
石綿配給停止により、屋根材の強度保持の為、「厚型スレート屋根」が誕生しました。
昭和15年(1940年)
電動工具(2種ケレン)の確立
人力で行われていた素地調整が、電動のワイヤーホイール・カッター等の電動工具のよる2種ケレン工法が確立しました。
東京芝浦電気(東芝)がシリコン樹脂の研究に着手しました。
家庭用塗料メーカー「アサヒペン」が「大和塗料工業所」として創業されました。
昭和17年(1942年)
不燃塗料(亜鉛末75%に水ガラス加えたもの)が開発されました。
名古屋市西区に「玄々化学工業株式会社」を設立しました。
昭和19年(1944年)
建築用塗膜防水材、建築用仕上材メーカーの東日本塗料株式会社の前身である「東日本酒精塗料株式会社」が創立されました。
昭和20年(1945年)
日本国内の工場数は69、焦土の中で再開した塗料の生産量は、わずかに1万トンでした。
昭和21年(1946年)
木工・建築木部用塗料メーカー「大阪塗料工業株式会社」が大阪にて創業され、創業者である津田正雄が酒精ニス製造販売業を始めました。
昭和23年(1948年)
4月、日本塗料工業協会が発足されました。
酢酸ビニルエマルション系塗料が開発されました。
メラミンアルキド樹脂塗料が開発されました。
漆系塗料メーカー「カシュー株式会社」(日本漆塗料株式会社)が設立されました。「カシュー」とは、食用のカシュー・ナッツの実の殻から抽出されるカシュー・ナッツ・シェル・オイルを主成分とした漆系の合成樹脂塗料の事です。漆の代用として使用されています。
建築用塗料メーカー「スズカファイン」(鈴鹿塗料)が創業されました。
名古屋市(現在の本社は豊明市)にて、シンナー・工業用塗料製造メーカーの「エーエスペイント株式会社」(旧朝日商会)創業されました。
ラッカー・合成樹脂塗料メーカーであるナトコ(名古屋塗料)が名古屋市瑞穂区高田町にて創業しました。
昭和24年(1949年)
カシュー樹脂塗料が開発されました。
昭和20年代後半
セメントリシン吹き付け仕上げ工法が確立されました。
昭和26年(1951年)
僕の父親と母親が生まれた年ですw
酢酸ビニルアクリル共重合エマルション系塗料が開発されました。
エポキシ樹脂塗料が開発されました。
不飽和ポリエステル樹脂塗料が開発されました。
紫外線硬化塗料が開発されました。
木工塗料メーカー「サンユーペイント株式会社」(旧社名(株)三有社)が設立されました。
日本特殊塗料から、セメント瓦用塗料「スレコート」が発売されました。
昭和27年(1952年)
シアナミド鉛系防錆塗料が開発されました。
防かび塗料が開発されました。
ビニルブチラール樹脂塗料(ウオッシュプライマー)が開発されました。
水性塗料メーカー「インターナショナルペイント」が設立されました
塗料用専門シンナーメーカーである「大伸化学株式会社」が操業されました。
昭和28年(1953年)
シリコン樹脂耐熱塗料が開発されました。
その後、変成アルキドシリコン塗料・変成ポリエステルシリコン樹脂塗料・アクリルシリコン塗料が開発されました。
昭和29年(1954年)
焼き付け型カラートタン用アルキド樹脂塗料が開発されました。
昭和30~40年頃
モルタル用シーラー(環化ゴム樹脂系・塩化ビ二ル系・アクリル系など)が開発されました。
昭和30年(1955年)
多彩模様塗料(関西ペイント=ゾラコート)販売されました。
総合建築塗料メーカーである「エスケー化研」が創業されました。
ジンクリッチ塗料メーカー「ローバル株式会社」が創業されました。
外壁塗材メーカーであるフジワラ化学株式会社が創業されました。
昭和32年(1957年)
2液型ポリウレタン樹脂塗料が開発されました。(主にアクリル・ポリエステル系等)
その後、1液型ポリウレタン塗料、油変成ウレタン塗料が開発されました。
エアレス塗装機が国産化されました。
放射線防御塗料が開発されました。
昭和33年(1958年)
2成分形ポリサルファイドシーリング材が日本国内に初めて輸入されました。
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